のどかな山河に見守られ、未来へ羽ばたく 「3つの気」
~四季折々の豊かな自然に囲まれたここ上代継で、
生徒たちが『本気・元気・根気』を合言葉に成長していく姿をご紹介します。~
あきる野市立西中学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。第11代校長として着任いたしました、田中晴恵です。本校の教育活動の一端を、この場を借りて皆様にお伝えできることを大変嬉しく思います。
本校が位置する上代継周辺は、あきる野市の中でも特に豊かな緑と清らかな水に恵まれた、自然豊かな美しい地域です。校舎の窓を開ければ、季節ごとに色を変える山々が目に飛び込み、鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえてきます。
この穏やかな環境は、多感な中学生の時期にとって、何物にも代えがたい「心の教室」です。朝、登校してくる生徒たちの表情が、この澄んだ空気に包まれて凛としていく様子を見るたびに、私はこの地にある本校の教育的使命の大きさを強く実感しております。
さて、本校では開校以来、「本気」「元気」「根気」という3つの言葉を学校教育目標に掲げてまいりました。私たちはこの「3つの気」を、単なる標語ではなく、生徒たちが生涯にわたって自分らしく、たくましく生きていくための「根源的な力」であると定義しています。
まず「本気」。これは、何事にも全力で取り組む真摯な姿勢を指します。中学生という時期は、時に「一生懸命やることが恥ずかしい」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、本校では「本気で取り組むことが、最高にかっこいいことだ」と伝え続けています。学習、行事、部活動。その1つひとつに、自分の限界を決めず、真正面からぶつかっていく。その過程で得られる「本気」の汗と涙こそが、自分自身の殻を破り、新しい自分に出会うための鍵となります。
次に「元気」。これは単に身体的な健康を指すだけでなく、「心の活力」を意味します。自ら進んで挨拶を交わす清々しさ、仲間の頑張りを認め、励まし合える優しさ。それらが合わさって、学校全体の「元気」が生まれます。上代継の自然が私たちに与えてくれる瑞々しいエネルギーのように、生徒一人ひとりが自分の良さを発揮し、周囲を明るく照らす存在になってほしいです。
最後に「根気」。この力が身に付くまでには、長い時間がかかる力かもしれません。現代社会は効率やスピードが重視されがちですが、本当の学びや成長には、地道な努力の積み重ねが不可欠です。1度の失敗で投げ出さず、10回、100回と試行錯誤を繰り返す「根気」。壁にぶつかったときに、「どうすれば乗り越えられるか」と粘り強く考え抜く力。このたくましさこそが、変化の激しい未来を生き抜くための、最強の武器になると信じています。
これらの「3つの気」を育むのは、学校での活動だけではありません。ご家庭での励まし、そして地域の方々の温かな眼差しが、生徒たちの心の栄養となります。生徒たちが地域行事に積極的に参加したり、ボランティア活動を通して社会に貢献したりする中で、自分が誰かに必要とされているという「自己有用感」を感じられるよう、地域との連携もより一層深めてまいりたいと考えております。
最後になりますが、学校は、生徒が失敗を恐れずに挑戦できる場所でなければなりません。私たち教職員一同は、生徒一人ひとりの可能性を誰よりも信じる伴走者として、情熱を持って教育活動に邁進してまいります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、今後とも、本校への変わらぬご理解と温かなご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
上代継の豊かな山河に見守られ、本日も西中学校の生徒たちは、未来へ向かって力強く歩みを進めています。
校長 田中 晴恵